中部横断道・富沢IC~南部IC間 11月17日に開通決定

国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所(安谷覚所長)は9月27日、中部横断自動車道・富沢IC~南部IC間を11月17日午後3時に開通することを発表した。延長約6・7㌔で、暫定2車線での開通となる。

これにより、新東名高速道路に接続する新清水JCTと、中央自動車道と接続する双葉JCTを結ぶ区間約74㌔のうち約8割、約61㌔が開通することになる。20年内には残る区間、南部IC~下部温泉早川IC間の開通を予定。待望の新東名~中央道間の全通に向け、あと一歩のところまできた。

富沢IC~南部IC間の開通で、山梨県庁から静岡県庁までの移動時間が2時間5分から1時間55分と2時間以内に短縮。また、昨年7月に開駅した道の駅「なんぶ」と新東名の間が中部横断道で結ばれる。道の駅「なんぶ」はPAの代替施設、災害時の避難所としても機能する。

中部横断道の整備により、従来の国道52号利用に比べ走行性等が向上し、ドライバーの負担も軽減。山梨県から清水港までの輸送時間が約160分から約100分に短縮され、山梨県の主要農産品の輸出や静岡県の鮮魚の安定的な供給を支援する。

パーマリンク