[caption id="attachment_8869" align="alignleft" width="300" caption="長崎山梨県知事は予算の満額確保を求めた"][/caption]
山梨県の長崎幸太郎知事は12日、青木一彦国土交通副大臣に中央自動車道渋滞対策促進協議会会長として面談。中央道の小仏トンネル付近や調布付近をはじめとする上野原IC以東で発生している深刻な渋滞の1日も早い解消を求める要望書を手交した。また、沿線商工会議所で構成される、中央自動車道渋滞対策沿線経済団体協議会からも同様の要望書が手交された。要望は当初、10月17日を予定していたが、台風19号の影響で中止となっていた。
長崎知事は開口一番、「今台風で被災した国道20号の代替路として、並行する中央道・大月IC~勝沼IC間(約20㌔)で無料措置が実施された」ことに謝意を表明。一方で、休日には40㌔以上の渋滞が起きる小仏トンネルの状況などを説明し、「小仏トンネル(上)付近、相模湖付近(下)の渋滞解消」、「付加車線設置後も渋滞が残る三鷹バス付近などの更なる検討と速やかな事業実施」、「来年度予算の所要額満額確保」を協議会の総意として要求。要望に同行した沿線代表らも「今回の災害で道路が通行止めになり、住民も道路の重要さを痛感している」と地域の声を代弁した。
要望団の訴えに真摯に耳を傾けていた青木副大臣は「小仏トンネルが完成すればかなり変わる。相模湖の付加車線も渋滞緩和につながると思う。バス停については、難問だと思うが、全体的に俯瞰してどのような方法が良いのか、小仏トンネルや相模湖を含めての検討が必要」との見解を示した。