[caption id="attachment_8874" align="alignleft" width="300" caption="地元小学生も出席、鋏入れやくす玉開きで開通を祝った"][/caption]
国土交通省関東地方整備局が整備を進めていた、中部横断自動車道・南部IC~富沢IC間(延長6・7㌔)が17日午後3時に開通した。今回の開通で、新清水JCT(静岡県静岡市)~双葉JCT(山梨県甲斐市)間延長約74㌔のうち、約8割の約61㌔が開通した。残る下部温泉早川IC~南部IC間(延長13・2㌔)は20年内の開通を目指し整備を進めている。
開通に先立ち、午前10時から山梨県南部町の活性化センターで、開通式典が開催され、長崎幸太郎山梨県知事や佐野和広南部町長など沿線首長、国土交通省の池田豊人道路局長など関係者約300人が出席した。
冒頭の挨拶で、長崎山梨県知事は「産業、経済の活性化や県外との連携強化、大規模災害時の『命の道』として重要な役割を担う。静岡~山梨間の一日も早い全線開通と長坂以北の早期事業化に向け、引き続き関係機関と連携し、全力で取り組んでいく」と述べた。
続いて関係者らは、セレモニーが行われる富沢ICへ移動し、長崎知事や佐野町長、池田道路局長らとともに地元小学生が鋏入れやくす玉開きを行い、最後は開通区間をパトカーや消防車など関係車両が通り初めをした。
山梨県庁~静岡県庁までの移動時間は、国道52号を利用した場合は2時間45分。今回の開通で中部横断道を利用すると1時間55分に短縮する。中部横断道が全線開通すると1時間40分になり移動時間がさらに短縮する。