国土交通省広島国道事務所(柳屋勝彦所長)は先月26日、東広島・呉自動車道・馬木IC(広島県東広島市)~黒瀬IC(同県広島市)間(延長8.8㌔)が3月15日に開通すると発表した。これにより、東広島・呉自動車道(延長32.8㌔)は全線開通し、山陽自動車道に直結する。開通式典や開通時間は詳細が決まり次第発表。
東広島・呉自動車道は、都市間の連携・交流の拡大、広域交通拠点との連携強化を図ることを目的に整備されている自動車専用道路で、平成5年度に事業着手。今回開通する区間は、暫定2車線、設計速度80㌔/時。
東広島・呉自動車道には、多くの工業団地が立地しており、年々増加している。今回の全線開通で、呉市と山陽自動車道が直結し、物流の時間短縮、生産性の向上や新たな企業の進出が期待され、地域の発展に寄与。広島空港へのアクセスが向上し、更なる時間短縮と定時性が確保される。また、山陽自動車道や広島呉道路を結ぶネットワークにより、世界文化遺産の原爆ドームや宮島とあわせ、呉市などへの観光地を経由しやすくなり、観光周遊エリアの拡大等も期待される。