中部地方整備局とNEXCO中日本が整備を進めていた東海環状自動車道西回り区間のうち、大野神戸IC~大垣西IC間(延長7・6㌔)が14日に開通し、岐阜県大野町で開通式典が催された。古田肇岐阜県知事、野田勝国土交通省官房審議官、勢田昌功中部整備局長、宮池克人中日本社長ら関係者約450人が参加。待望の西回り区間の延伸を祝った。
大野町立南小学校で行われた式典では冒頭、主催者を代表して古田知事が「東海環状道は堂々たるストック効果など成果を上げ、今や東海地方だけでなく、首都圏と近畿圏を繋ぎ、太平洋側と日本海側を繋ぐロータリーと認識されている」と挨拶。「まだミッシングリンクが残されている。今回の開通の喜びを分かち合いながら、更に一丸となって東海環状道の全通に向けて頑張ろうという思いを共有したい」と語った。
続いて、野田審議官が「開通に合わせて企業立地も進む。少しでも早く全通を目指し、事業推進に取り組む」、宮池社長が「工事関係者の献身的な努力、沿線住民の理解に感謝したい」と祝辞を述べた。
小川敏大垣市長の音頭で万歳三唱後、大野神戸IC料金所付近に移動し、はさみ入れ式等を開催。テープカット、くす玉開披、通り染めなどセレモニーを行った。
総延長153㌔の東海環状道は、今回の開通で延長は約7割の100・4㌔と100㌔超えとなった。今年度中には関広見IC~山県IC間約9㌔の開通が予定されている。