3月22日 根室道路・温根沼~根室間 安定した救急搬送を支援 釧路・根室管内の観光活性化も

国土交通省北海道開発局釧路開発建設部(平澤充成部長)は1月28日、根室道路・温根沼(おんねとう)IC~根室IC間(延長7・1㌔)を3月22日午後2時に開通すると発表した。また、今回の開通にあわせ、道路名称は根室道路に、IC名称は温根沼IC、根室ICに正式に決定した。開通に先立ち、午前10時から、北方四島交流センターで開通記念式とはさみ入れ式、午前11時40分から根室ICで通り初めを開催する。

濃霧や地吹雪が発生しやすい特徴的な気象条件を有している釧路・根室地域では、天候不良によりドクターヘリが未出動になることが多く、救急搬送の多くを陸上搬送が担っている。今回の開通により、地吹雪による交通障害の影響が軽減され、「命の道」として、確実で安定した救急搬送を支援する。

また、漁獲量全国1位の根室産さんまは、400㌔以上離れた札幌市や苫小牧港を経由し東京都卸売市場へ出荷されている。根室道路の開通により、消費地や輸送拠点へのアクセス性が向上し、安定的な出荷を支援するほか、約125㌔ある釧路市~根室市間のアクセス向上が図られ、釧路・根室管内の更なる観光活性化に貢献する。

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