国土交通省仙台河川国道事務所は整備を進めていた復興道路の三陸沿岸道路のうち、気仙沼中央IC~気仙沼港IC間(延長1・7㌔)が24日午後3時30分に開通すると発表した。開通に先立ち、午前11時30分から開通式典が開催される。
復興道路として整備が進められている三陸沿岸道路の一部で、19年2月に南側の本吉気仙沼道路の本吉津谷IC~大谷海岸ICは開通し、今回、さらに気仙沼港へと延伸する。今回の開通により、気仙沼港と三陸沿岸道路が直結し、時間短縮などによる物流効率化と物流ネットワークの強化で、東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼市の水産業や水産加工業の振興が期待される。また、三陸沿岸道は津波浸水域よりも高い位置を通過するよう整備されており、大規模災害時には、5カ所のICからの支援活動が可能となり、強靭で信頼性の高い道路となる。
なお、三陸沿岸道は20年度末までの全線開通が予定されており、宮城県内では小泉海岸IC~本吉津谷IC間(延長2㌔)、気仙沼港IC~唐桑南IC間(延長7・3㌔)を残すのみである。