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事業概要

全国高速道路建設協議会は、地域の自立と交流の一層の推進や大都市等の交通混雑を解消するため、「高速道路ネットワーク1万4000キロの高速道路が、計画的にかつ最も合理的な方法で整備される」ことを目的に設立されました。全国の促進団体で構成され、会員は47都道府県知事と議会議長等からなり、相互に連絡協調を図りながら、高速道路の建設、改築等の事業が速やかに推進にされるよう促進活動を展開しております。
沿革は、東北、中央、北陸、中国、九州縦貫自動車道の5促進団体が一つにまとまり、1965年10月20日に発足、現在、北は北海道から南は九州・沖縄までの45促進団体が加盟しており、一丸となって高速道路の事業推進に必要な財源の確保や新たな路線の決定等に必要な支援活動を行っております。
このような全国的な組織としましては、道路整備促進期成同盟会全国協議会、全国道路利用者会議、全国街路事業促進協議会があり、それぞれの立場で促進活動を展開しております。

2023年度の主な事業活動

概要

6月1日 春季全体幹事会と意見交換会=47都道府県の幹事が出席。国土交通省の高速道路課長と国道・技術課長、高速道路機構、NEXCO東日本、中日本、西日本、本四高速の幹部等を交えての意見交換会を開催。幹事会では、2022年度事業報告及び収支決算案、2023年度事業計画及び収支予算案、第59回総会運営等について協議し、原案通り正副会長会に提出することを承認した。
7月19日 第59回総会=総会には斉藤鉄夫国土交通大臣のほか、豊田俊郎国土交通副大事、石井浩郎国土交通副大臣、古川康国土交通大臣政務官、西田昭二国土交通大臣政務官、清水真人国土交通大臣政務官、森山裕自民党選挙対策委員長、金子恭之自民党ITS推進・道路調査会長、衛藤征士郎高速道路建設推進議員連盟会長など衆参国会議員86名、全高速からは会長の村井嘉浩宮城県知事、濵田省司高知県知事、理事の西脇隆俊京都府知事、河野俊嗣宮崎県知事、冨原亮北海道議会議長、菊地恵一宮城県議会議長、石井邦一茨城県議会議長、焼田宏明石川県議会議長、野島征夫岐阜県議会議長、中森博文三重県議会議長、奥村芳正滋賀県議会議長、岩田国夫奈良県議会議長、園山繁島根県議会議長、新田耕造香川県議会議長、高山康人愛媛県議会議長、大場芳博佐賀県議会議長、渕上陽一熊本県議会議長、濵砂守宮崎県議会議長、新原芳明呉市長、徳永繁樹今治市長、横山幾夫安芸市長ほかミッシングリンクを抱える沿線市町村長252名、総勢1200名が参集。村井会長は「南海トラフ地震、首都圏直下型地震など大規模地震の備えも急務だ。国民の生命、財産を守り、社会経済活動を止めないためにも、高規格道路のダブルネットワーク化や機能強化は喫緊の課題」と訴え、2023年度道路関係予算の拡大を求めた。

総会後の特別要望=総会後、会長の村井嘉浩宮城県知事、副会長の濵田省司高知県知事、理事の西脇隆俊京都府知事、河野俊嗣宮崎県知事は、首相官邸で松野博一官房長官、自民党本部で遠藤利明総務会長に特別要望を実施した。

9月27日 臨時総会(書面)=村井嘉浩宮城県知事の全国知事会長就任による本協議会会長の退任に伴う新会長人事を諮り、原案通り新会長に河野俊嗣宮崎県知事が就任した。
10月10日 緊急要望=副会長の濱田省司高知県知事は、首相官邸で村井秀樹官房副長官、財務省で鈴木俊一大臣に補正予算案編成前の緊急要望を実施した。国土強靱化の加速化等による国民の安全・安心の確保に加え、活力ある地域の創造や生産性向上等を図るため、令和5年度補正予算について訴えた。
10月31日 秋季全体幹事会と意見交換会=47都道府県の幹事が出席。国土交通省の高速道路課長と、国道・技術課長、NEXCO東日本、中日本、西日本、本四高速の幹部を交えての意見交換会を実施。幹事会では、2024年度予算編成に向けた特別要望など今後の活動方針等について協議した。
また、9月27日の臨時総会(書面)にて決定した新会長人事について、改めて事務局より報告された。
11月8日 安全・安心の道づくりを求める全国大会=道路関係4団体(全高速、利用者会議、道全協、街路協)との共催。全高速からは会長の河野俊嗣宮崎県知事などが出席した。衆参国会議員114人をはじめ、全国から市町村長を中心に約1500人が参加。大会では4団体総意のもと、激甚化、頻発化する自然災害から国民の生命・財産を守るため、国土強靱化加速化実施中期計画の早期策定や、2024年度の道路関係予算の確保等を求める大会決議案を満場一致で採択した。大会終了後、磯﨑仁彦官房副長官、鈴木俊一財務相等に対して要望活動を実施した。
11月9日11月10日 ハイウェイテクノフェア=11月9日・10日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された「ハイウェイテクノフェア2023」(高速道路調査会主催)にパネル出展。ミッシングリンク整備やスマートIC整備、暫定2車線区間の4車線化事業の推進等について一般来場者に訴えた。
12月19日 講演会=NPO東日本大震災復興対策等貢献協議会、NPO道路の安全性向上協議会との共催で、高速道路総合技術研究所 研究アドバイザーの奥園誠之氏、PIARC(世界道路協会)プラハ大会 Best Innovation賞を受賞した中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋 道路技術部 主任研究員の山崎充氏を講師に迎え、講演会「~PIARC(世界道路協会)プラハ大会 受賞記念~」を開催した。
3月15日 講演会=NPO東日本大震災復興対策等貢献協議会、NPO道路の安全性向上協議会との共催で、NEXCO西日本コンサルタント 技師長 坂手道明氏、元日本道路公団 田村幸久氏を講師に迎え、講演会「インハウスエンジニアの役割について」を開催した。

2024年度の活動方針

基本目標

高規格道路は、国民の安全・安心を守る強靭な国土を形成し、更には国際競争力の強化、地域連携等に資するものであり、国の責任で最優先に取り組むべき重要な社会基盤施設である。国家戦略として重点的に整備することは地方の総意であるにもかかわらず、未だミッシングリンクが残されているのが現状である。
今後想定される南海トラフ巨大地震や首都圏直下型地震、更には年々激甚化する自然災害、大規模災害に備えるためにも、強くしなやかな国土軸を早期に形成することは喫緊の課題である。本協議会では、ミッシングリンク解消によるダブルネットワークの構築を柱に、暫定2車線の4車線化やスマートIC、追加ICの増設等による高速道路機能の向上、更には高速道路ネットワークの耐震強化や老朽化対策に対応した維持・更新事業の円滑な推進等の実現に向け、構成50団体との連携のもと、政府・関係機関への政策提言等を通じ、総力を挙げて整備促進活動を積極的に展開していくこととする。

活動概要

  • 第60回総会の開催
  • 正副会長会議の開催
  • 安全安心の道づくりを求める全国大会の開催
  • 要請活動
  • 幹事会の開催
  • 講演会の開催
  • 情報提供業務
  • 事業活動の拡大と組織の拡充
  • 啓発、宣伝活動の推進
  • その他