トンネル貫通の瞬間を公開 すさみ串本道路(串本IC~すさみ南IC間)・東地トンネル

近畿地方整備局紀南河川国道事務所が整備を進める近畿自動車道紀勢線・すさみ串本道路の東地トンネルが18日、貫通した。東地トンネルはすさみ串本道路・串本IC~すさみ南IC間(延長19㌔)の和深IC西隣に位置し、全長833㍍。同日の事務所の公式Xで、貫通の瞬間が動画で公開された。

すさみ串本道路は当初、2025年春の全線開通を予定していた。しかし、一部橋梁の杭打ち時に、通常の掘削機では対応できない硬岩質が多数出現。通常より平均で約5倍の施工時間を要しているため、有識者検討会等の検討を経て7月、開通時期は見直しとなった。

同事務所は「見直し後の開通時期については、今後の工事進捗状況を踏まえ工程精査し、改めてお知らせする」としている。

近畿自動車道紀勢線は紀伊半島の東西から延伸が進められており、三重県側は熊野市の熊野大泊ICまで、和歌山県側はすさみ町のすさみ南ICまで開通済みのほか、間の那智勝浦新宮道路も開通している。すさみ南以東のすさみ串本道路の早期整備は地域の要望も非常に高く、今回の東地トンネル貫通を経て、順調な工事の進捗が期待されている。

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