[caption id="attachment_4211" align="alignleft" width="300" caption="約300人の参加で熱気に包まれる会場"][/caption]
中部国道協会(会長=前葉泰幸三重県津市長)は16日、東京・霞が関で新年度予算確保に向けた促進大会を開催。三重・長野・愛知・岐阜・静岡5県のストック効果を示したパネルなどが掲示された会場には、首長111人、議会議長6人など延べ約300人が参集。地元国会議員も続々と応援に駆け付ける中、「地域が真に必要とする道路網」の整備を求める関係者の熱気に包まれた。
「参集した首長の人数は昨年の倍。この熱意と意気込みを感じていただきたい。中部地域の生産性の向上とストック効果をさらに高めるには、広域幹線道路網と災害に強い道路はなんとしても必要」という前葉会長の挨拶で開会した大会は、5県の代表首長が道路整備によるストック効果を数値と最新データを用いながら報告。一方でネットワーク化されていないことで生じている渋滞の問題などを指摘しながら、「日本のまん中に位置する我々の〝モノづくり〟が日本を支えるためには、道路網の強化が何より大切」との見解で、高規格幹線道路網、国道のミッシングリンク解消を次々に訴えた。
この日、来賓として出席した国土交通省の大野泰正大臣政務官は「皆さんの総意をしっかり受け止めた。中部圏全体がしっかりつながることが何より大事。国会議員の皆さんにも、特に協力を願いたい」と要請。中部地方整備局の塚原浩一局長は、「これだけの首長さんにご出席頂くのはプレッシャーだが、熱い思いを励みにしっかり頑張りたい」と述べた。