[caption id="attachment_7079" align="alignleft" width="300" caption="森国交事務次官に要望書を手交する要望団"][/caption]
九州中央自動車道建設促進期成会(熊本県側会長=梅田穰山都町長)は8月30、31日、国土交通省などを訪問し、九州中央自動車道の早期整備にあたっての予算確保に向け、沿線住民をはじめ熊本県民の熱意や、地域経済等に与える効果を強くアピールするため、要望活動を実施した。
会長の梅田山都町長をはじめ、副会長の藤木正幸御船町長、奥名克美甲佐町長ら会員など8人は、国土交通省の森昌文事務次官と面談した。16年に発生し、甚大な被害をもたらした「熊本地震」や「豪雨災害」の教訓から、リダンダンシーの確保の必要性をさらに認識したとして、南海トラフ巨大地震等の大規模災害発生時、救援物資などの円滑な輸送、さらに平常時を含めた第三次救急医療施設への搬送時間短縮による救急医療活動支援のための“命の道”として、本路線の早期整備が必要だと強く訴えた。
また、疲弊する地方活性化とミッシングリンクの早期解消による国土強靭化を図るため、▽矢部~蘇陽間及び日之影~蔵田間の計画段階評価の早期着手、蘇陽~五ヶ瀬間及び高千穂~末市間の早期事業化▽嘉島~矢部間の早期完成に向けた必要な予算の確保▽18年度補正予算及び、19年度予算では道路関係予算の所要額の確保を図るなど5項目の骨子を盛り込んだ要望書を手渡した。
森事務次官は「スピード感を保っていけるように頑張っていきたい」と対応した。