岸田文雄首相は8日、衆参両院本会議で初の所信表明演説を行った。
インフラ整備について言及した岸田首相は「老朽化対策を含め、防災・減災、国土強靱化の強化とともに、高速道路、新幹線など、交通、物流インフラの整備を推進する」と表明。重要インフラの整備などを念頭に財政の単年度主義の弊害是正にも取り組む姿勢を示した。
経済対策では「新しい資本主義」を提起し、「成長と分配の好循環とコロナ後の新しい社会を開拓していくのがコンセプト」と説明。「『成長か分配か』という不毛の議論から脱却し、『成長も分配も』を実現するため、あらゆる施策を総動員する」と語った。