大野油坂道路 勝原~九頭竜 10月28日開通 中部縦貫道更なる延伸

国土交通省福井河川国道事務所(橋本亮所長)は7日、国道158号中部縦貫自動車道・大野油坂道路(延長35・0㌔)のうち、勝原(かどはら)IC~九頭竜(くずりゅう)IC間(延長9・5㌔)が10月28日午後5時に開通すると発表した。10月29日、30日に3年ぶりに開催される「九頭竜紅葉まつり」への誘客が見込まれる。

大野油坂道路(大野IC~油坂出入り口IC間)は、長野県松本市から福井県に至る中部縦貫自動車道延長約160㌔の福井県域を構成する自動車専用道路。車線数は2車線、設計速度60㌔/時、通行は無料。

大野油坂道路は、今年3月19日に大野IC~勝原IC間(延長10・0㌔)が初めて開通。今開通により、中部縦貫道の県内区間は7割超が開通。福井北ICから九頭竜ICまで約46㌔を一気に走行できるようになる。なお、大野油坂道路のうち、残る九頭竜IC~油坂出入口IC間(延長15・5㌔)は26年春頃開通する予定。

大野油坂道道路の整備により、異常気象時の事前通行規制区間や平面線形の厳しい現道の通行を避けるとともに、事業区間内の交通確保が期待される。また東西の周遊機能が向上し、「恐竜博物館」など沿線観光施設への観光客数の増加などが期待される。

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