[caption id="attachment_15255" align="alignleft" width="300"] 1日約8万台の交通量がある同区間。渋滞緩和が期待される[/caption]
NEXCO中日本名古屋支社が名神高速道路・一宮IC~一宮JCT間で進めている6車線化工事のうち上り線が完成。7日午後3時に片側3車線での運用を開始した。渋滞緩和や東海北陸自動車道からのスムーズな合流に貢献する。
3車線運用を開始したのは上り線の約2・7㌔。現況の道路幅は変更せず、車線幅や路肩幅を縮小して2車線から3車線に改良。1車線の幅員は3・60㍍から3・25㍍に狭めた。対策内容は2020年3月の東名・名神(愛知地域)渋滞対策検討ワーキンググループで決定した。
同区間は1日約8万台の交通量があり、朝夕の通勤時間帯や交通混雑期を中心に激しい渋滞が発生している。規則正しく1台ずつ交互に合流を促すファスナー合流などソフト面での対策を図ってきたが、更なる渋滞緩和のため3車線化した。
過去に同様の渋滞対策を実施した東名・音羽蒲郡IC~豊田JCTでは渋滞回数が9割減少した。その後、新東名が開通し、東名の同区間が渋滞しなくなると3車線を2車線に戻され、80㌔/時に下げた最高速度も100㌔/時に復帰した。
今回の3車線化運用の期間について同社は「周辺ネットワークの整備状況を踏まえ、関係機関とも協議、調整を行い検討していく」としている。