NPO法人高速道路友の会(髙田邦道理事長)、NPO法人道路の安全性向上協議会(藤野陽三理事長)、全国高速道路建設協議会(尾﨑正直会長=高知県知事)は昨年12月6日、東京・平河町の都道府県会館で講演会「~高齢者の安全運転とクルマの近未来~」を開催。元JAF MATE編集長で現NPO高齢者安全運転支援研究会の岩越和紀理事長と自動車・科学技術評論家の両角岳彦さんが講師として登壇。
約70人が熱心にメモを取りながら、安全走行を軸にした講演に耳を傾けた。
「高齢者の安全運転及びその支援」をテーマにした岩越理事長は、運転時認知障害早期発見チェックリストを用いながら、認知機能の低下による影響と対策について説明。歩行者の安全対策として導入されているスペインの〝ハンプ国道〟やラウンドアバウトなど、交通事故の防止事例等を紹介した。
「道とクルマー現在から近未来へー」と題し講演した両角氏は、「運転はスポーツ」という持論のもと、安全かつ安定した運転技術法を紹介した後に、平坦でない路面や雪道に弱い自動運転技術の課題を紹介。一般の車両と自動運転車が混在した場合に生じる新たな事故の発生にも警鐘を鳴らした。