★読者プレゼント(好評にて終了致しました)新刊紹介「闘鶏」木村信彦 著 ~二代にわたる土木屋親子の歩み~

[caption id="attachment_4693" align="alignleft" width="214" caption="「闘鶏」-日本の戦後の復興に貢献した土木屋親子ー(17年1月発行・非売品)"][/caption]

「これからの日本の建設業は機械化動力化でないといかん」。1946年、終戦間もない大阪に、日本の復興を願って機動建設工業を創立した父・木村又左衛門とそれを引き継いだ著者・木村信彦氏の二代にわたる土木屋親子の歩みを綴る渾身の一冊。

著者は1959年、文部教官京都大学助手から当時の日本道路公団に出向。紆余曲折を経て4カ月後には正職員となり、名神・尼崎~栗東間の橋の設計監理にあたった。本の題名は、中学以来のあだ名であるケンカ鶏「しゃも(軍鶏)」に由来する。〝筋が通らないことは許さない〟まっすぐな思いで土木屋家業を邁進する。

「新しい技術でお施主さんも喜び、社員も喜ぶ。そういう仕事がええ」、「支払いはたとえ百円でも待ってくれと言ったら信用を失う。自分がたとえスッカラカンになっても払え。一度信用を失ったら取り戻すのは大変や」、「一番の基本として、土木は自然相手の仕事である。自然に逆らってはいけない」――文中で語られる父の人生訓を胸に、阪神淡路大震災の復興にも寄り添った。

「ああ、よかったなあ、この道を歩んできて。土木はいいなあ。おもろいなあ」――締めくくりの言葉に胸が熱くなる。

「こういう時代があったことを、平和に暮らしている現代の皆さんにも知って頂きたい」と願う著者の思いが、戦中から高度成長期の時代感と共に生き生きと描き出されている。

●●読者プレゼント●●(好評にて終了致しました。有難うございました。)

著者のご厚意により読者20人に「闘鶏」をプレゼント致します。ご希望の方は、本紙編集部まで、住所・氏名・電話番号を明記の上、ハガキ、電子メール(zenkousoku@zenkousoku.com)または、FAX03(5212)9148でお申込みください。申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。なお、当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。

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