通勤、業務、帰省、行楽、搬送、介護。皆さまに様々なシーンで活用していただいている高速道路は、約35年前から雨天時の交通事故対策として新たな舗装の開発に取り組んできました。その結果、1998年より当時の日本道路公団は「高機能舗装」と名付けた新しい舗装技術の全面導入に踏み切りました。
舗装に水をしみ込ませて路面の水を排水するこの技術は、水はねや水たまりを減らすことに成功。視界を良くし、ハイドロプレーニング現象の減少にもつながったことで、雨の日の事故を8割も削減しました。さらには、舗装の構造により、走行騒音も3デシベル減少。沿線地域の方から喜ばれる結果となりました。とくに、雨の日に高速道路を走ったことがある方なら、その安全性・快適性にお気づきかと思います。
全国高速道路協議会の機関紙「旬刊高速道路」6月号では、本格導入から25年を迎えたこの「高機能舗装」について導入の背景や現況、今後の展望にとどまらず、一般の皆さまから集めた、高機能舗装の〝走行実感〟を、評価・改善の声としてご紹介することで、業界の情報共有と高速道路の一層の安全性向上を目指します。
つきましては、高速道路の「高機能舗装」を走行されたときに感じられた「通常舗装」との違いを含め、皆さまが日頃感じている〝走行実感〟を300文字程度の原稿としてご投稿ください。採用分には、全高速発行の高速道路地図「ハイウェイネットワーク」最新号を差し上げます。