「”ひょうご基幹道路ネットワーク”シンポジウム」県内3カ所で高速道路の重要性を発信

[caption id="attachment_7176" align="alignleft" width="300" caption="9月11日の神戸会場には、聴講者約330人が参加した"][/caption]

兵庫県と神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市などは9月11日、ラッセホール(兵庫県神戸市)で、「地域と未来をつなぐ“ひょうご基幹道路ネットワーク”シンポジウム」を開催した。聴講者約330人が参加した。

「地域産業の活性化」、「交流の拡大」、「緊急輸送機能の確保」、「交通安全の向上」など、安全・安心で活力ある地域づくりを支える基幹道路ネットワークについて幅広く情報発信するため、県内3カ所でシンポジウムを開催し、大阪湾岸道路西伸部などの基幹道路のミッシングリンク早期解消に向けた機運を醸成する。8月の播磨会場に続き、今回で2回目。3回目は11月5日に豊岡市民プラザ(兵庫県豊岡市)で開催する。

冒頭の挨拶で、荒木一聡兵庫県副知事は「今後も物流の効率化による生産性の向上、広域的な交流拡大、災害時の緊急輸送道路の確保など基幹道路ネットワークの整備が急がれる。シンポジウムでは皆さんの生活の中で高速道路がいかに重要であるかについて、理解と支援をお願いしたい」と述べた。

全日本建設技術協会会長で土木学会第105代会長の大石久和氏が、「経済成長なくして財政再建なし―質の高いインフラが経済を成長させる―」をテーマに基調講演を行った。「日本は1995年から20年間、歳出削減を継続したため、税収がほとんど増えておらず、インフラ整備など未来への投資が大幅に縮小した」と指摘したうえで、「積極財政に転換し、インフラを充実させることで経済成長を図る必要がある」と強調した。

最後に、「道路がつなぐひょうごの未来」をテーマに、大石会長や荒木副知事、JTBの浜崎雄一神戸支店長らによるパネルディスカッションが行われた。

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