串間のみちを考える女性の会(齊藤チヅ子会長)はこのほど、宮崎県の串間市文化会館で、宮崎県内の女性の会10団体が一堂に会する「みやざきの『道づくりを考える女性の会』交流会in串間」と「串間のみちを考える女性の会」の15周年記念式典を開催した。
交流会には、女性の会10団体や来賓の河野俊嗣宮崎県知事、国土交通省の森田康夫九州地方整備局長、島田俊光串間市長など関係者約110人が出席し、東九州自動車道や九州中央自動車道などの早期整備促進に向け情報交換し、連携・交流を図った。
齊藤会長は「今年4月、東九州自動車道の最後の未事業化区間であった「南郷~奈留間」の事業化が決定した。大きな前進であり、全線開通もそう遠くないと期待し、今後も今まで以上に要望活動を頑張らなくてはいけない」と決意を述べた。河野知事は、関係機関への要望活動など様々な活動に取り組んでいる女性の会に謝辞を述べ、「本県の高速道路網はいまだミッシングリンクを抱えており、1日も早い全線開通を実現する必要がある」として、共に力を合わせて取り組んでいくと挨拶した。
交流会では、大嶋一範宮崎河川国道事務所長と島川浩一延岡河川国道事務所長による高速道路の整備状況などの基調講演や、各女性の会の代表者が要望活動や視察の報告、高速道路の整備効果などを紹介し、早期開通の重要性を訴えた。
この後、「串間のみちを考える女性の会」の15周年記念式典が行われ、齊藤会長が「今後も地域の皆様と連携し、より良い交通環境を整備するために一層努力を重ねていく」と挨拶した。