東日本大震災復興対策等貢献協議会、道路の安全性向上協議会、全高速共催の講演会「東日本の災害から学ぶ」が11月22日、東京・千代田区平河町の都道府県会館で行われた。今秋の台風被害をはじめ、激甚災害が毎年のように発生する状況下、今後の対応に活かそうと、会場には130人の参加者が詰めかけた=写真=。
講師にネクスコ・メンテナンス北海道社長の大越良記氏、NEXCO東日本管理事業本部本部付部長の佐久間仁氏を迎え、大越氏が「北海道胆振東部地震及び16年十勝豪雨の災害対応と振り返り」、佐久間氏が「東日本大震災の経験を踏まえた取組み」をテーマに講演した。
十勝豪雨によりJRや国道が寸断される中、道東自動車道を早期に復旧し地域を支えた取組みや、ブラックアウトに見舞われた北海道胆振東部地震での対応、未曾有の被害となった東日本大震災の発災時に緊急輸送路として高速道路が果たした役割等が詳細に解説された。