「高知南国道路」なんこく南~高知龍馬空港間 開通整備効果

国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所は7月12日、4月23日に開通した高知東部自動車道「高知南国道路」なんこく南IC~高知龍馬空港IC間(延長4.1㌔)の整備効果を発表した。

同区間の開通1ヶ月後の交通量は約8100台/日。交通転換が図られ、並行する国道55号の交通量は開通前に比べ約2割減少した。同国道の大埇交差点での渋滞長は、夕方のピーク時に約320㍍で、開通前と比較すると約6割(約410㍍)減少し、交通状況の改善が図られた。

また、高知駅から高知龍馬空港ICまでの所要時間が約40分から31分へ9分短縮し、定時性も向上。主要渋滞箇所を迂回し、空港連絡バスの約9割の便が高知東部自動車道を利用する新たなルート形成で、高知龍馬空港へのアクセスが向上した。

さらに、高知龍馬空港IC付近の津波浸水想定区域には、津波発生時等の緊急避難施設を4カ所併設。災害時の備えを強化し、地域住民の避難を支援する。

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