「2020年までに全通を」山陰道・建設促進島根県民総決起大会 沿線自治体・住民ら約500人が参集

[caption id="attachment_2526" align="alignleft" width="300" caption="ガンバロー三唱で気勢を上げる参加者"][/caption]

山陰自動車道の建設促進島根県民総決起大会が9月26日、江津市総合市民センターで行われ、沿線自治体、住民ら約500人が参集。2020年までの山陰道の全線開通を目指し、気勢を上げた。

冒頭、大会を主催した山陰自動車道(安来~益田)建設促進期成同盟会会長の竹腰創一大田市長が「近年、災害は頻繁かつ大規模化、多様化している。島根県においても幹線道路の通行止めが度々起きており、助かる命も助からない危機的状況にある。災害に強いまちづくりのためにも、山陰道の全線開通は喫緊の課題だ」と挨拶した。

加えて竹腰会長は、リーマンショック以降の7年で島根県に進出した企業85社のうち、78社が高速道路沿線に立地している事例を紹介し、「高速道路のストック効果は明らか。山陰道は産業振興、観光振興に繋がる、正に地方創生に不可欠な極めて重要な社会基盤」と指摘し、早期完成に向け積極的に運動を展開していく決意を語った。

島根県内の山陰道の整備状況は、総延長193・6㌔のうち、供用区間は108・1㌔。24・0㌔の区間では未だ事業化されていない。こうした現状を踏まえ、大会では現在事業中の出雲・湖陵道路、湖陵・多伎道路、多伎・朝山道路、大田・静間道路等の整備のスピードアップと、未事業化区間である福光・江津間、益田・萩間の早期事業化を求める決議案を満場一致で採択。関係機関等へ強力に要請していくことを決めた。

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