[caption id="attachment_7512" align="alignleft" width="300" caption="新東名6車線化を前提に議論がスタートした"][/caption]
国土交通省は、高速道路でのトラック隊列走行の実現等に向けた「新しい物流システムに対応した高速道路インフラの活用に関する検討会」(座長=根本敏則敬愛大学経済学部教授)を立ち上げ、その第1回会合が昨年12月21日、本省内で行われた。新東名、新名神の6車線化等を踏まえた安全な走行空間の確保やダブル連結トラックを解除する拠点などインフラ面での事業環境の整備に向け、関係者へのヒアリングを実施し、今春にも方向性をまとめる予定でいる。
冒頭、池田豊人道路局長が「新東名、新名神の6車線化が隊列走行の前提となる。事業化が決まった新東名・御殿場JCT~浜松いなさJCT間は今後2、3年をかけ6車線化を進める。今後の隊列走行のあり方について、特に新東名を念頭に検討をお願いしたい」と挨拶した。
会議では、事務局が新東名や北関東道で実施してきたトラック隊列走行の実証実験や、ダブル連結トラックの普及に向けた実証実験の状況について報告。委員からは「高速道路においてトラック隊列走行の安全で円滑な運行を実現するために必要な道路区間が不可欠」「隊列走行車両の専用レーンを設けるためにも6車線化は重要」等の指摘が出された。