国土交通省は21日、東名と圏央道を結ぶ海老名JCT(内回り)と東名・大和トンネル付近で、ピンポイントの渋滞対策を推進することを発表した。
海老名JCTは昨年10月に圏央道が東名から東北道まで繋がり、利用交通量の増加が著しく渋滞が悪化。今回、圏央道八王子方面から東名に向かうランプにおいて、7月中旬を目標に、既存の道路幅員の中で2車線運用を実施する。
同JCTの逆向き、東名から圏央道の外回りへ向かうランプについては昨年10月から2車線で運用。渋滞解消に資する。
大和トンネル付近では、20年の東京五輪までに付加車線の使用が開始されることを目標に事業が推進される。
計画では大和トンネルを挟む区間で下り線に約5・5㌔、上り線に約4㌔の付加車線を設置することにしている。今後は既存の道路幅員を最大限に活用しつつ、橋梁部など一部区間においては用地取得を行い、準備の整った区間から順次、着工していく予定。また、運用開始後の交通状況等に応じ、追加対策も検討していく方針だ。