三遠南信道の整備促進で要望活動 早期全通と予算確保求める

[caption id="attachment_15484" align="alignleft" width="300"] 三遠南信道の早期全線開通を求め、阿部長野県知事が要望書手交[/caption]

三遠南信道路建設促進期成同盟会(会長=阿部守一長野県知事)は11月21日、秋の要望活動を実施。国土交通省、中部地方整備局に対し、三遠南信自動車道の早期全線開通と関連道路の整備支援、道路関係予算の確保を訴えた。

要望には会長の阿部長野県知事のほか、佐藤健飯田市長、中野祐介浜松市長、影山剛士湖西市長、市瀬直史喬木村長が参加し、国土交通省で吉岡幹夫事務次官、佐々木俊一道路局次長、中部地方整備局で佐藤寿延局長、望月拓郎道路部長と面談。事業中の飯喬道路、青崩峠道路、水窪佐久間道路、佐久間道路・三遠道路の事業推進による三遠南信道の早期全線開通や、現道改良区間の一般国道152号や東栄ICへのアクセス道路となる一般国道473号月バイパス等の整備の支援、三遠地域の広域道路ネットワークを形成する浜松湖西豊橋道路の早期事業化等を求める要望書を手交した。

阿部長野県知事はリニア中央新幹線の開業を控えた状況から「リニアの整備効果を広く三遠南信地域に波及させるため、三遠南信道の早期全線開通は急ぐ必要がある」と説明。大規模災害時に命をつなぐ道となる三遠南信道の整備促進のため、今年度補正での国土強靱化5か年加速化対策に必要な予算の確保と、国土強靱化実施中期計画の早期策定、来年度予算の確保を要望した。

吉岡事務次官は「ストック効果を早期に発現させるため、早く繋げていきたい」として、要望項目の実現に理解を示した。

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