三遠南信道路建設促進期成同盟会総会 重要物流道路指定視野に早期整備を 水窪~佐久間間の新規事業化等も

[caption id="attachment_6852" align="alignleft" width="300" caption="「予算の確保を国等へ訴えていく」と決意を語る阿部長野県知事"][/caption]

三遠南信道路建設促進期成同盟会(会長=阿部守一長野県知事)は10日、東京・平河町の都道府県会館で18年度通常総会を開き、事業中の飯喬道路、青崩峠道路、佐久間道路・三遠道路の早期開通と残る未事業化区間、水窪IC~佐久間IC間の新規事業化等を求める決議案を満場一致で採択した。

牧野光朗飯田市長の開会の辞に続き、登壇した阿部会長が主催者を代表して挨拶。「リニア中央新幹線と結節し、新東名とも繋がる三遠南信自動車道の国土に果たす役割を極めて大きい。重要物流道路の指定も視野に、早期整備を実現していかなければならない」とした上で「長期安定的に整備を進めていくためには新たな財源の検討が必要であり、所要予算の確保とともに国等へ訴えていく」と決意を語った。

来賓挨拶では、牧野たかお国土交通副大臣が「三遠南信道は大規模災害時の命の道として機能し、経済の好循環をもたらすストック効果も期待される」と挨拶。続いて、地元を代表して南信州・飯田産業センターの松島信雄・飯田航空宇宙プロジェクトマネージャー、自治体を代表して村上孝治東栄町長、市瀬直史喬木市長が意見発表を行い、交流人口の増加や新産業の創出、観光振興に不可欠な三遠南信道の整備の必要性が具体的なデータとともに示された。

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