上信越道「甘楽PAスマートIC」次回準備段階調査箇所選定へ茂原甘楽町長ら要望

[caption id="attachment_2446" align="alignleft" width="300" caption="徳山事務次官に要望書を手交する茂原甘楽町長"][/caption]

群馬県甘楽町の茂原荘一町長と同町議会の佐俣勝彦議長は14日、上信越自動車道・吉井IC~富岡IC間にある甘楽PAに設置を検討しているスマートICについて、来年の準備段階調査箇所に選定するよう国交省幹部に要望書を提出した。

世界遺産「富岡製糸場」にも近い甘楽PA近くには「天引工業団地」が整備され順調に企業誘致が進んでいるほか、県内唯一の大名庭園「国指定名勝楽山園」やかんがい施設遺産に登録されている「雄川堰」と「古い町並み」など歴史的な文化資源が多く存在している。

甘楽町では、上信越道のストック効果を最大限に活かしたいと10年度からPAへのスマートIC設置を計画。関係機関との連絡調整会議などを開きながら設置実現に向けた協議・検討を行っていた。そのような中、今年6月、新たなスマートICの制度として初めて準備段階調査箇所17カ所が選定。町民が期待していた甘楽PAが候補に挙がらなかったことから、「次期こそは!」の強い決意で要望に臨んだ。

本省で徳山日出男事務次官、池内幸司技監、西脇隆俊審議官、田端浩大臣官房長、森昌文道路局長にそれぞれ直接要望書を手渡した茂原町長は甘楽スマートICを「首都圏から100㌔で1時間の距離。人気のある甘楽の野菜を朝採りで届けることもできる。アクセス道路は県道であり、大型車にも対応するフル規格でお願いしたい」と要請。徳山事務次官は「良い計画だと思う。ぜひ一緒に進めて行きたい」と応えた。

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