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式典では齋藤兵庫県知事が「躍動する起爆剤に」と挨拶。
ＮＥＸＣＯ西日本が建設を進めていた中国横断自動車道姫路鳥取線の一部を構成する播磨自動車道・播磨新宮ＩＣ～宍粟ＪＣＴ間（延長11・５㌔）が12日午後３時に開通した。播磨自動車道（延長約24㌔）は、山陽自動車道・播磨ＪＣＴから中国自動車道・宍粟ＪＣＴを南北に結ぶ高速自動車国道。２００３年に同道・播磨ＪＣＴ～播磨新宮ＩＣ間（延長12・８㌔）が初開通してから、19年越しで全線開通となった。
今回の開通により、山陽自動車道・播磨ＪＣＴから中国自動車道を経て、鳥取自動車道・鳥取ＩＣに至る約87㌔の中国横断自動車道姫路鳥取線の全線が開通した。
同日、兵庫県立先端科学技術支援センターで開通式典が開催され、県選出の山口壯環境大臣や末松信介文部科学大臣、齋藤元彦兵庫県知事や沿線首長、ＮＥＸＣＯ西日本の前川秀和代表取締役社長など関係者約１５０人が出席した。
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本線上では晴れやかにテープカット
冒頭の挨拶で前川社長は「鳥取と兵庫の南北ネットワークが強化され、観光や物流のさらなる活性化が見込める」と強調。齋藤知事は「山陽と山陰の時間的な距離が縮まることで経済、文化、観光などに大きく貢献する。この開通が、私が目指す『躍動する兵庫県』の実現に向けた起爆剤になるということを心から期待する」と挨拶した。関係者らは播磨新宮ＩＣ付近の高速道路本線上へ移動してテープカットを行い、待望の開通を祝った。
同区間の開通で、鳥取市から姫路市までは約20分、岡山市までは約45分移動時間が短縮するほか、西播磨地域北部への災害時緊急輸送路が確保され、被災地へのアクセス強化などの整備効果が期待される。
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