中部横断道・八千穂高原～佐久南間４月28日に待望の開通　佐久市で記念プレイベント

国土交通省長野国道事務所（吉見精太郎所長）は３月19日、４月28日に開通を予定している中部横断自動車道・八千穂高原ＩＣ～佐久南ＩＣ間（延長14・６㌔）の開通時刻を午後６時に決定し、午後２時から開通式典を佐久市コスモホールで、開通セレモニーを佐久臼田ＩＣで開催すると発表した。　開通に先立ち、中部横断自動車道開通記念プレイベント実行委員会（会長＝栁田清二佐久市長）は18日、今回の開通を祝うとともに、佐久市、佐久穂町の地域住民など多くの人に広く開通をアピールするため、同区間で開通記念プレイベントを開催した。

快晴のもと行われたプレイベントには、実行委員会長の栁田市長、副会長の佐々木勝佐久穂町長ら関係者と地域住民ら約５千人が参集した。開会挨拶で栁田市長は、今回の開通の喜びを述べ、「19年度には山梨、静岡県側の区間が開通予定である。これにより、佐久市から清水港までの移動時間が４時間半から２時間40分に短縮され、全通すればさらに移動時間が短縮される。このイベントが全線開通の実現に向け、大きなステップとなることを期待している」と述べた。

メイン会場の佐久臼田ＩＣでは、地元の臼田中学校のマーチングバンドや佐久穂小・中学校合同バンドらによる吹奏楽演奏、野沢南高校による書道パフォーマンスなどが披露されたほか、屋台や静岡、山梨、長野、新潟の名産が並ぶ出店ブース、工事車両の展示や体験搭乗が行われた。

また、佐久臼田ＩＣ～佐久穂ＩＣ間片道２・９㌔を歩くハイウェイウォーキング、両手に２本の専用ポールを持って歩くポールウォーキングのほか、同区間で折り返し～佐久臼田ＩＣまでの約15㌔コースと八千穂高原ＩＣ～佐久臼田ＩＣ間約６㌔コースを走るハイウェイマラソンが行われ、参加者らは、開通したら二度と楽しむことが出来ない様々なイベントを思い思いに楽しんだ。

通行止め

今回の開通に伴い、４月22日午後９時～28日午後６時まで、佐久南ＩＣに設置されている暫定施設の撤去や新設する施設の整備を行うための切替工事を実施するため、佐久南ＩＣ～佐久中佐都ＩＣの終日全線（上下線）通行止めとなる。