中部横断道・六郷~増穂間 3月19日開通 甲府市⇔清水港間約5分短縮

NEXCO中日本は1月26日、3月中の開通を目指し整備を進めていた中部横断自動車道・六郷IC(山梨県西八代郡市川三郷町)~増穂IC(同県南巨摩郡富士川町)間(延長9・3㌔)を3月19日午後3時に開通すると発表した。

今回の開通で、山梨県甲府市から、静岡県の清水港までの所要時間が約5分短縮されるほか、峡南地域から峡中地域の各都市への所要時間が3~6分短縮。峡中・峡南地域の一体が図れることから、魅力ある都市圏の形成に貢献することが期待されている。

また、第三次医療施設への所要時間が沿線の身延町で約8分短縮。今後、中部横断道が全通すれば、身延町で約15分、南部町で約21分短縮され、第三次医療施設へ60分以内で搬送可能な圏域が飛躍的に拡大することから、早期全通は地域の悲願となっている。

開通区間の設計速度は80㌔/時、車線数は暫定2車線。総事業費は約728億円。

なお、昨年12月の発表通り、中部横断道のリフレッシュ工事と、今回の開通に伴う南アルプス本線料金所の撤去工事を行うため、増穂IC~双葉JCT間で2月20日~3月3日、増穂IC~白根IC間で3月3日~6日、各上下線で昼夜連続通行止めが実施される。

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