[caption id="attachment_8307" align="alignleft" width="300" caption="池田どうろきょくちょうに要望書を手交する長崎山梨県知事ら要望団"][/caption]
長崎幸太郎山梨県知事は渡辺英子北杜市長、保坂武甲斐市長ら要望団とともに7月2日、国土交通省を訪れ、中部横断自動車道・長坂~八千穂間(延長約34㌔)の早期整備を求める要望活動を実施した。
着実に整備が進む中部横断自動車道だが、唯一残された基本計画区間、長坂~八千穂間の早期事業化による全線開通が地元の悲願となっている。6月4日には、北杜市・韮崎市・甲斐市で構成される峡北地域連絡協議会主催で早期整備を求める大会が開催されたほか、6月11日には、北杜市内の商工会や観光協会など各種団体と住民が連携して早期整備を求める署名活動を実施。1068名の署名を添えた要望書が、住民代表より長崎知事に手交された。
こうした地元の熱意、県等の精力的な要望活動の成果もあって、6月28日には環境アセスメントに必要な環境影響評価方法書が、関東地方整備局から山梨、長野両県知事に送付された。
事業化に向けた動きを更に加速させるため、長崎知事は「山梨県と長野県の全区間一体で都市計画による環境アセスメントの手続きを速やかに進め、早期事業化を図ること」を骨子とする要望書を池田豊人道路局長に手交。池田道路局長は「中部横断道は整備効果が極めて高い道路」と応じ、早期に事業化に取り組む姿勢を強調した。