[caption id="attachment_15459" align="alignleft" width="300"] 提言に金子ITS推進・道路調査会長は「九州中央道は早くつなげる」[/caption]
九州中央自動車道建設促進協議会(会長=河野俊嗣宮崎県知事)は7日、早期整備を求める中央提言を実施。九州自動車道、東九州自動車道の九州東西軸を結び、戦略的かつ効果的な強化を図るため「九州中央道の早期完成を」と訴えた。
提言には会長の河野宮崎県知事、副会長の木村敬熊本県知事ほか沿線首長、道づくりを考える延岡女性の会など女性団体6団体等が参加。国土交通省で吉岡幹夫事務次官、財務省で尾身判則主計局主査、衆議院第二議員会館で自民党の金子恭之ITS推進・道路調査会長と面談。九州中央道を構成する矢部清和道路、蘇陽五ケ瀬道路、五ケ瀬高千穂道路、高千穂雲海橋道路の事業推進と計画段階評価が完了している清和~蘇陽間の早期事業化、平底~蔵田間の計画段階評価の推進等を盛り込んだ提言書を手交した。
河野会長、木村副会長は計画延長約95㌔に対し約23㌔が未事業化区間となっている現状を説明。災害に強いネットワークの確保や搬送時間の短縮による救急医療環境の改善、観光産業の活性化に加え、高規格道路など交通アクセス向上の期待から宮崎、熊本両県で顕著に進む企業立地に応えるため、九州中央道の早期整備を求めた。
また女性団体の代表からは「九州を着物に例えれば、九州中央道は帯。帯はしっかり締めないといけない」として、九州中央道整備による地域連携の強化を訴えた。
これに対し金子ITS推進・道路調査会長は「災害対策、経済対策としても九州中央道は早く繋げていかなければならない」と要望実現に決意を表明。財務省の尾身主査は「道路関係の要望はどこも熱心だが、今回の要望は特に熱意が伝わった」とし、前向きに対応していく姿勢を強調した。