九州中央道 熊本・宮崎2県の8道路団体提言活動 未事業化区間の早期整備等を訴える

 熊本県・宮崎県で九州中央自動車道と国道218号高千穂日之影道路の整備促進に向けた活動を続ける九州中央自動車道建設促進期成会等8道路団体は1月27日上京し、両県選出の国会議員と意見交換するとともに、未事業化区間の早期整備等を求めて提言活動を行った。工藤秀一熊本県山都町長、首藤正治宮崎県延岡市長、内倉信吾宮崎県高千穂町長や、市町議会、商工会、青年会議所代表らが提言団として参加した。

提言団はまず衆院第2会館で両県選出の国会議員7人と面談。工藤山都町長が九州中央道について、「11%と全国ワースト1の整備率」である状況を説明。「命の道として必要不可欠な路線であり『地方創生』の礎となる重要な路線である」と述べ、同道の①「小池高山~北中島」間の早期完成、「北中島~矢部」間の供用予定年度の明示と早期完成、②未事業化区間である「蘇陽~五ヶ瀬~高千穂」間の計画段階評価を早期完了し事業化を図ること。「矢部~蘇陽」間、「日之影~蔵田」間の早期計画段階評価着手、③国道218号高千穂日之影道路の供用予定年度の明示と早期完成――に向けて、一層の支援を要請した。

 提言を受け、議員らは「九州はひとつ。この道路の重要性は一目瞭然。宮崎県側の先生と協力し、しっかり頑張りたい」(金子恭之議員)、「是非この計画段階評価の早期完了と事業化を訴えて行きたい」(坂本哲志議員)等と連携して努力する姿勢を示した。
 その後、国土交通省では青木一彦政務官に同様の趣旨で提言。青木政務官は「予算は限られているが、皆様のご意見を踏まえてしっかり頑張りたい」と応えた。

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