九州道・小郡鳥栖南SIC 6月9日開通 福岡、佐賀県境立地は日本初。 

福岡県と佐賀県、小郡市、鳥栖市、NEXCO西日本九州支社が整備を進めてきた、九州自動車道・小郡鳥栖南スマートIC(おごおりとすみなみ)が6月9日午後4時に開通する。2県にまたがるスマートICは日本初。

九州初 環道型退出路を採用

小郡鳥栖南スマートICは、九州道・大分道・長崎道が交わる鳥栖JCTから南に3・1㌔、久留米ICから北に6・3㌔の地点に整備。これまで味坂スマートIC(仮称)と呼ばれていた。ETC搭載の全車種が24時間、全方向利用可能で、九州では初めてとなる環道型退出路を採用。アクセス道路は3月17日に開通した県道鳥栖朝倉線と国道3号。2018年8月10日に連結許可、20年12月16日に工事着手。総事業費は約59・4億円。

同スマートICの整備により、物流拠点から高速道路への所要時間は鳥栖商工団地で4分、グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖では22分短縮するなど沿線の物流の効率化に寄与。高速道路利用者の交通分散により、現道の交通混雑緩和が図られる。また、周辺の開発・企業誘致が促進され、鳥栖市や小郡市の更なる飛躍が期待される。

小郡鳥栖南スマートIC~福岡IC間(延長30・8㌔)の通常料金は普通車1000円、大型車1540円。

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