国土交通省和歌山河川国道事務所は7日、京奈和自動車道「紀北西道路」のうち、紀の川IC(和歌山県紀の川市)~岩出根来IC(同件岩出市)間(延長5.7㌔)を、9月12日午後2時に開通すると発表した。また、第二阪和国道・大谷ランプ~平井ランプ間(延長1.8㌔)も同日午後4時に開通する。
京奈和自動車道は、京都府京都市を起点に、奈良県を経由し、和歌山県和歌山市を結ぶ延長約120㌔の一般国道自動車専用道路。整備推進により、京奈和自動車道の沿線地域では、企業立地が進展。新規立地等企業の設備投資による経済波及効果は、約6676億円。民間需要の拡大や、新規求人倍率が増加するなど、地域の産業振興に寄与。その他、沿線の和歌山市・高野町エリアでは、10年前から観光客数が約10%増加。今回の延伸で、観光地へのアクセスが向上し、さらなる観光客数の増加が期待される。
また、京奈和道の開通により国道24号の利用者が京奈和道に転換し、同国道の交通混雑が緩和され、追突事故が減少。同自動車道と同国道をあわせた死傷事故件数は、開通前から約6割以上減少するなど、交通安全向上に寄与すると期待される。