[caption id="attachment_2118" align="alignleft" width="300" caption="通り初めで1番車送り出し(京丹波みずほIC)"][/caption]
京都府の南北を結ぶ京都縦貫自動車道の未開通区間、丹波IC~京丹波わちIC間(延長18.9㌔)が18日午後2時に開通し、1981年の着工以来34年を経て、京都縦貫自動車道全線約100㌔の開通が実現した。これにより京都から宮津まで、1時間半程度で結ばれた。府南部、北中部との連携がさらに強化され、北部の「安心の道」となるほか、観光や地域振興に大きく寄与するものと期待される。
当日は、台風11号による大雨の影響で開通式典は中止となったが、予定通り午後2時から開通すると、多くの車やトラックが通り初め。開通区間の京丹波みずほICでは、1番乗りの車を、国土交通省、京都府、京都府道路公社の職員らが温かい拍手で送り出した。
この京都縦貫道の全線開通に併せ、京都府北部5市2町は、地域全体の力を結集し、歴史、文化、海・まちの魅力を発信するイベント「海の京都博~さあ、知と遊の冒険へ~」を開幕。開会式典で、山田啓二京都府知事は「縦貫道が開通した記念すべき日。地域の魅力、素晴らしさを多くの人々に見てもらい、活性化に役立てたい」と述べた。11月15日までの4カ月間、100以上のイベントが予定されるとともに、京都縦貫道を含めた高速道路料金の周遊割引も実施されており、府北部全体の入込客総数として「470万人」を目指す。