伊豆縦貫道「命の道」早期準備を! 太田国交相 期成4団体要望に理解示す

 伊豆縦貫自動車道建設促進期成同盟会(会長=川勝平太静岡県知事)、東駿河湾環状道路整備促進期成同盟会(会長=栗原裕康沼津市長)、天城北道路及び伊豆市幹線道路網整備促進期成同盟会(会長=菊地豊伊豆市長)、伊豆縦貫自動車道「河津下田道路」及びアクセス道路建設促進期成同盟会(会長=楠山俊介下田市長)は16日、要望活動を実施し、伊豆地域の基幹を成す伊豆縦貫自動車道の早期完成を訴えた。

 当日、川勝静岡県知事、栗原沼津市長、菊地伊豆市長、小野登志子伊豆の国市長、森延彦函南町長、森田正郁富士市副市長は、要望書「伊豆縦貫自動車道建設促進について」を携え、国土交通省を訪問。太田昭宏国土交通大臣と面談した。

 川勝知事は「伊豆地域の道路は災害時に脆弱であり、市街地部では各所で交通集中による慢性的な交通渋滞を引き起こすなど、道路整備が非常に遅れている」と現状を説明。「伊豆縦貫道は命の道であり、伊豆地域の背骨となる。先送りせず、整備を進めてほしい」と訴えた。

 太田国交相は「重要性は十分認識している。伊豆縦貫道が全線開通し、富士山と伊豆半島がつながれば相当変わってくる。関東からも観光客が訪れる。」と語り、①東駿河湾環状道路・沼津岡宮IC以西区間の平成27年度新規事業化を図ること②基本計画区間である伊豆市~河津町間について早期事業化に向け、平成27年度に計画段階評価を実施すること③事業中区間である天城北道路及び河津下田道路の事業促進と早期開通を図ること――等を骨子とする要望書に理解を示した。

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