[caption id="attachment_8483" align="alignleft" width="300" caption="「早期整備を」と川勝知事"][/caption]
伊豆縦貫自動車道建設促進期成同盟会(会長=川勝平太静岡県知事)、伊豆縦貫自動車道建設推進期成同盟会(会長=田中豊下田商工会議所会頭)、東駿河湾環状道路整備促進期成同盟会(会長=賴重秀一沼津市長)は2日、東京・平河町の都道府県会館で合同促進大会を開催。伊豆地域を支える伊豆縦貫自動車道と東駿河湾環状道路の早期全線開通を訴えた。
大会冒頭、川勝知事は、1月に開通した天城北道路に言及し「この開通は地域に大きな喜びをもたらした。河津桜まつりでは来場者が2年ぶりに90万人を超えるなど、観光振興の効果が現れてきている」と挨拶。「伊豆地域はユネスコ世界ジオパークの認定や、東京五輪の自転車競技開催等が予定されており、今後、観光交流客数が増加することが見込まれる。伊豆縦貫自動車道の残る区間の早期整備ともに、三島玉沢IC~大場・函南IC間の付加車線設置を契機に東駿河湾環状道路の全線4車線化の運動に繋げていきたい」と決意を語った。
続いて、来賓の牧野たかお国土交通副大臣が挨拶。懸案の天城峠を越える区間について「環境アセスが完了し、今後は関係の方々と連携し、新規事業化の流れに持っていきたい」と述べた。
地域の総意でまとめられた大会決議案は福井祐輔下田市長が朗読。①天城峠を越える区間の早期事業化②河津下田道路及び東駿河湾環状道路・沼津岡宮IC~愛鷹IC間の事業推進し早期開通③東駿河湾環状道路の愛鷹以西の早期事業化④東駿河湾環状道路の定時性確保のため、三島玉沢IC~大場・函南IC間における付加車線の早期完成とともに、全線における4車線化を図ること――を骨子とする決議案を満場一致で採択した。