伊豆縦貫道整備促進静岡県内道路5団体 国交省に要望 ~下田街道に早期事業化を~

伊豆縦貫自動車道の整備促進を求める静岡県内道路5団体は3月24日、国土交通省の青木一彦政務官、徳山日出男技監、深澤淳志道路局長に、伊豆地域の南北軸の安全性・信頼性を向上させるために必要不可欠な同道の要望活動を実施した。伊豆地域は今年1月、伊豆地域の道の駅6駅で構成する“伊豆道の駅ネットワーク”が国の「重点道の駅」に選定され、地元市町が一体となり伊豆縦貫道の利活用を進めている。
要望では昨年、三島塚原~大場・函南の開通で、観光入込客が2割増加した函南町の森延彦町長が「全てのベースになるのは道路。下田まで伊豆縦貫道がつながるよう、天城峠の区間について、ぜひ計画段階評価の実施をお願いしたい」と要請。

同道の終点である下田市の楠山俊介市長も「天城峠区間が繋がると搬送時間が短縮されるため、漁業者が船での操業時間を1時間長くすることができる。沖まで行けるし、経済的にも効果がある」と述べ、下田街道最大の難所を早期事業化するよう求めた。

青木政務官は「伊豆縦貫道の整備率は30%。私の出身の島根の山陰道もようやく50%になったが、そういう意味ではまだまだこれから。道路の予算をしっかり確保することが第一だと思う。しっかり頑張りたい」と応えた。

 

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