[caption id="attachment_9204" align="alignleft" width="300" caption="御法川国交副大臣に要望書を手交する佐竹秋田県知事ら要望団"][/caption]
佐竹敬久秋田県知事は1月17日、地域高規格道路大曲鷹巣道路整備促進期成同盟会(会長=門脇光浩仙北市長)、秋田自動車道4車線化促進期成同盟会(会長=髙橋大横手市長)等とともに特別要望を実施した。秋田県内陸部の南北軸となる大曲鷹巣道路の整備促進と、先の「高速道路における安全・安心基本計画」で優先整備区間に位置付けられた秋田自動車道・北上JCT~大曲IC間の4車線化の早期事業化を訴えた。
佐竹知事ら要望団は国土交通省を訪れ、御法川信英副大臣と面談。「大曲鷹巣道路の整備に向けた国直轄調査に関する特別要望」、「秋田自動車道・北上JCT~大曲IC間における4車線化の早期事業化に関する特別要望」の要望書を手交した。
佐竹知事は、大曲鷹巣道路のうち、特に急峻な地形や積雪等により劣悪な走行環境を強いられている大覚野峠区間(現道延長約14㌔)の現状を説明。「当区間の想定通過ルートでは、複雑な地質構造を有しており、事業実施には極めて高度な技術力を要することから、改良整備を進める上での大きな課題となっている」と説明。早期整備のため、整備に向けた国直轄による調査の実施を図るよう要望した。
続いて佐竹知事は、供用区間の約7割が暫定2車線区間となっている秋田自動車道の課題を指摘。特に北上JCT~大曲IC間について「4車線化区間と比較して速度低下が著しく、事故発生件数も多い。冬期間は特に除雪や事故による通行止めが多発しており、県民生活に与える影響は大きい」として、4車線化の早期事業化を求めた。
御法川副大臣は大曲鷹巣道路の整備、秋田自動車道・北上JCT~大曲IC間の4車線化の重要性ついて理解を示し、「しっかり取り組む」と応じた。