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22年度補正予算案の早期成立、23年度政府予算案の編成に向けた動きが大詰めを迎える中、全国高速道路建設協議会(会長=村井嘉浩宮城県知事)は11月2日、政府与党への特別要望を実施した。激甚化、頻発化する自然災害から国民の安全・安心を確保するため、またポストコロナ時代を見据えた次世代の将来像を描くためにも、ミッシングリンクの解消によるダブルネットワーク化、暫定2車線区間の4車線化など高規格道路の整備、機能強化は喫緊の課題。村井会長は官邸、財務省、与党本部等を訪れ、松野博一内閣官房長官、鈴木俊一財務大臣、萩生田光一自民党政務調査会長、石井啓一公明党幹事長と面談。これら課題の解決のため、道路関係予算の拡大、新たな財源の創設を求めた。
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松野長官、鈴木財務相等へ提言
2日、村井会長はまず官邸を訪問し、松野官房長官と面談、要望書を手交した。
村井会長は、全国で約200区間のミッシングリンクが残されている高規格道路の現況について説明。「大規模災害時での広域支援ルートの確保など強靱な道路ネットワークの構築のためにも、ミッシングリンクを早期に解消することは地方の総意」と訴えた。
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ダブルネット化、4車線化の早期実現求める
「強靱なネットワークの構築として、暫定2車線区間の4車線化も急務」とした村井会長は、令和2年7月豪雨での大分自動車道の大分、福岡県区間の事例、更には昨年、今年の福島沖地震で被災した常磐自動車道の状況を示しながら「4車線化することで通行止め等のリスクを低減させ、安全性と信頼性が確保できる」と語った。
加えて、高速道路の維持管理・修繕、更新等も社会的な課題とされることから、「高速道路を長期にわたって安全性、信頼性を確保するため、現行の料金徴収期間を延長するなど制度を見直していく時期に来ている」と指摘。有料制度の活用等による安定的な財源の確保について提言した。
松野官房長官は「ミッシングリンク解消、早期4車線化の実現について思いは同じ」と理解を示し、「このため予算確保は重要であり、今回の全高速提言の内容は政府で共有していく」と応じた。Warning: Use of undefined constant full - assumed 'full' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /var/www/html/wp/wp-content/themes/zenkosoku/loop-single.php on line 192
全高速特別要望
高規格道路網は、我が国の産業発展に資するとともに、大規模災害時における広域支援ルートとして国民の命を守る社会資本の要である。
激甚化・頻発化する災害による脅威とポストコロナ時代の「新たな日常」に対応していくため、ミッシングリンクの早期解消によるダブルネットワークの構築や暫定2車線区間の4車線化、スマートICの整備など既存高速道路の機能強化は喫緊の課題であり、財政が逼迫する中、国民の生命・財産を守る高速道路ネットワークの構築、持続可能な維持管理に向けて、次に掲げる事項の実現を強く要望する。
一、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源の例年以上の規模による確保と計画的な事業の推進、5か年加速化対策後も予算・財源を通常予算とは別枠で確保し継続的に取り組む
一、平時でも災害時でも安定的な人流・物流を支える強靱なネットワークの構築のため、高規格道路のミッシングリンクの解消及び暫定2車線区間の4車線化、耐震強化、新東名・新名神の6車線化の推進
一、特に、暫定2車線区間の4車線化については、優先整備区間の整備をよりスピードアップして行うこと
一、 有料の高速道路の良好なインフラを持続的に利用するため、料金徴収期間の延長による、更新事業等の追加や暫定2車線区間の4車線化などの機能強化に必要な財源の安定的な確保
一、国が管理する無料の高速道路において、必要に応じて機能強化を図りつつ、維持管理を確実に実施するため、有料制度の活用など安定的な財源の確保について、地域の意見も踏まえ検討
一、高速道路のさらなる利活用を促進し、地域との連携を強化するため、休憩施設の機能強化及びピンポイント渋滞対策の実施、スマートICの整備、ETC専用化等の推進
一、高速道路における混雑の緩和を図るため、混雑状況に応じて料金を可変とするロードプライシングの導入
一、高速道路会社が販売している観光周遊パスについて、都道府県や観光事業者等との連携強化
資材価格が高騰する中でも長期安定的な道路整備・管理が進められるよう、新たな財源を創設するとともに、令和5年度予算では、道路関係予算を拡大した上で、所要額を満額確保すること。また、地域経済を支えるため、公共事業を含む補正予算を速やかに成立させること。
令和4年11月2日
全国高速道路建設協議会