全高速第58回総会 機能強化、更新へ財源確保を決議


Warning: Use of undefined constant full - assumed 'full' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /var/www/html/wp/wp-content/themes/zenkosoku/loop-single.php on line 192
渡辺国交副大臣、加藤政務官、泉田政務官に決議を手交する村井会長。衛藤議連会長、鈴木副会長(北海道知事)、濵田副会長(高知県知事)、長崎理事(山梨県知事)も立ち会った

全国高速道路建設協議会(会長=村井嘉浩宮城県知事)は1日、東京・平河町の砂防会館別館シェーンバッハサボーで第58回総会を開催した。来賓に渡辺猛之国土交通副大臣、高木毅自民党国会対策委員長、石井啓一公明党幹事長など衆参国会議員115人を迎え、村井会長、鈴木直道副会長(北海道知事)、濵田省司副会長(高知県知事)、長崎幸太郎理事(山梨県知事)をはじめ、高規格道路の早期整備を求める首長219市町村長など総勢1000人が会場に集結。村井会長ら全高速役員は、長期安定的な道路整備・管理、暫定2車線区間の4車線化や更新事業など高速道路の機能強化に必要な財源確保を求める決議を渡辺副大臣に手交した。

主催者を代表して登壇した村井会長は「コロナ禍に疲弊した社会経済活動を立て直していくためにも、1日も早いミッシングリンクの解消、暫定2車線区間の4車線化、スマートICの整備など高速道路の機能強化は喫緊の課題」と挨拶。「そのためには財源の確保が不可欠。料金徴収期間の延長による更新事業の追加や4車線化など機能強化に必要な財源の確保を提言していく」と語った。

更に、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策について言及した村井会長は「全国的に激甚化、頻発化する自然災害において広域支援ルートとして国民の生命と財産を守る社会資本の要は高規格道路。これらインフラ全体の国土強靱化は、将来世代にバトンを渡していくためにも必須だ」として、対策の着実な推進と対策後の継続した取り組みに向け、「道路関係予算を拡大した上で、総額をしっかり確保していく」と決意を語った。

壇上では村井会長ら全高速役員から渡辺国土交通副大臣、加藤鮎子大臣政務官、泉田裕彦大臣政務官への決議手交が挙行され、会場の盛り上がりは最高潮となった。


Warning: Use of undefined constant full - assumed 'full' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /var/www/html/wp/wp-content/themes/zenkosoku/loop-single.php on line 192
岸田首相に要望書を手交する村井嘉浩会長、鈴木副会長、濵田副会長、小畑理事(北海道議会議長)

岸田首相へ特別要望も

 

翌2日には特別要望として、村井会長、鈴木副会長、濵田副会長、小畑保則理事(北海道議会議長)は首相官邸を訪問。岸田文雄首相に面談し、総会決議をもとにした提言書を手交。岸田首相は「全高速提言を骨太方針に反映させる」と応じた。


Warning: Use of undefined constant full - assumed 'full' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /var/www/html/wp/wp-content/themes/zenkosoku/loop-single.php on line 192

全高速決議

高規格道路網は、我が国の産業発展に資するととに、大規模災害時における広域支援ルートとして国民の命を守る社会資本の要である。

激甚化・頻発化する災害による脅威とポストコロナ時代の「新たな日常」に対応していくため、ミッシングリンクの早期解消によるダブルネットワークの構築や暫定2車線の4車線化、スマートICの整備など既存高速道路の機能強化は喫緊の課題であり、財政が逼迫する中、国民の生命・財産を守る高速道路ネットワークの構築、持続可能な維持管理に向けて、次に掲げる事項の実現を強く要望する。

一、防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源の確保と計画的な事業の推進、5か年加速化対策後も予算・財源を通常予算とは別枠で確保し継続的に取り組む

一、平時でも災害時でも安定的な人流・物流を支える強靱なネットワークの構築のため、高 規格道路のミッシングリンクの解消及び暫定2車線の4車線化、耐震強化、新東名・新名神の6車線化の推進

一、有料の高速道路の良好なインフラを持続的に利用するため、料金徴収期間の延長による、更新事業等の追加や暫定2車線の4車線化などの機能強化に必要な財源の安定的な確保

一、国が管理する無料の高速道路において、必要に応じて機能強化を図りつつ、維持管理を確実に実施するため、有料制度の活用など安定的な財源の確保について、地域の意見も踏まえ検討

一、高速道路のさらなる利活用を促進し、地域との連携を強化するため、休憩施設の機能強化及びピンポイント渋滞対策の実施、スマートICの整備、ETC専用化等の推進

一、高速道路における混雑の緩和を図るため、混雑状況に応じて料金を可変とするロードプライシングの導入

一、高速道路会社が販売している観光周遊パスについて、都道府県や観光事業者等との連携強化

長期安定的な道路整備・管理が進められるよう、新たな財源を創設するとともに、令和5年度予算では、道路関係予算を拡大した上で、所要額を満額確保すること。

 令和4年6月1日

全国高速道路建設協議会


Warning: Use of undefined constant full - assumed 'full' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /var/www/html/wp/wp-content/themes/zenkosoku/loop-single.php on line 192
パーマリンク