[caption id="attachment_9276" align="alignleft" width="300" caption="青木国土交通副大臣に要望書を手交。優先整備区間の早期4車線化を求めた"][/caption]
北海道と北海道高速道路建設促進期成会(会長=鈴木直道北海道知事)は6日、国土交通省やNEXCO東日本を訪問し、北海道高規格幹線道路の整備促進に関する緊急要望を実施した。
期成会副会長の青山剛室蘭市長、牧野勇司士別市長、理事の菊谷秀吉伊達市長、早坂純夫剣淵町長、竹中喜之むかわ町長など、沿線首長計17人をはじめとする要望団は、国土交通省の青木一彦副大臣に要望書を手交した。
大規模災害時や大規模修繕工事等への対応としてネットワークの代替性を確保するためには4車線化の推進が必要であること、暫定2車線区間では死亡事故率が4車線以上の区間の2倍になるほか、渋滞が発生するなど時間信頼性の確保に課題があると北海道の現状を説明した。
重点要望事項として、道央道・千歳恵庭JCT~十勝清水間(123㌔)、道央道・登別室蘭~伊達間(23㌔)、国縫~八雲間(22㌔)、和寒~士別剣淵間(16㌔)の対面通行区間延長計136㌔の優先整備区間における4車線化の早期着手を訴えた。
また、北海道縦貫道の七飯~大沼公園間など着手している区間の早期完成や、北海道縦貫道、北海道横断道の未着手区間の早期着手など高規格幹線道路ネットワークの早期形成を求めた。
青木副大臣は「10年~15年を目途に進める優先整備区間の4車線化については、できるだけ渋滞区間を緩和する。北海道は雪が多く課題があると認識している。今後、優先順位を決めて全国880㌔を進める必要がある」と述べた。
要望団は、国土交通省の長橋和久道路局次長、水島徹治北海道局長、NEXCO東日本の澤田和宏常務執行役員にも同様に要望書を手交した。