北陸地方整備局 「復興事務所」2月16日開所 能登半島地震の本格復旧・復興へ

北陸地方整備局は2月16日、「令和6年能登半島地震」を受けて被災した能越自動車道、国道249号の本格復旧を進めるために、能登国道維持出張所内に新たに「能登復興事務所」を設置した=写真=。県が管理する道路などについても代行することから、県や自治体と連携しながら16人体制で被災地の復旧・復興に取り組む。

同日、現地で行われた開所式には、茶谷義隆七尾市長や事務所職員らが出席した。北陸地方整備局の遠藤仁彦局長が職員に、「一日も早い能登の日常を取り戻すべく、関係機関と連携し、技術力を発揮して全力で復旧復興にあたってもらいたい」と訓示。続いて石川県の馳浩知事がビデオで「国土交通省の前線基地ともいえる拠点で、インフラ復旧に取り組んでいただけることに感謝したい。足並みを揃えて能登半島の創造的復興をなしとげたい」と激励のメッセージを送った。

馳知事からの激励を受けた杉本敦所長は、「能登復興事務所の重要な責務について、改めて身にしみて感じているところです。事務所が行う事業はいずれも能登半島地震からの復旧・復興にとって必要不可欠なものと考えております。職員一同、地域の皆様や関係機関の皆様と連携しながら、この地域の復旧・復興が一日も早く進むよう、努力してまいりますので、引き続き、ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いします」と決意を語った。
事務所では、崩れた道路や土砂が流れ込んだ川の復旧工事を進めるほか、自治体への技術的な支援にも取り組んで行く。現地調査や工事の拠点、施工業者との打ち合わせなどにも利用される。

▽事務所所在地=石川県七尾市千野町に部28番地(金沢河川国道事務所能登国道維持出張所庁舎内)

パーマリンク