北陸道「小谷城スマートIC」3月25日開通へ 観光振興に大きく貢献

滋賀県、長浜市、NEXCO中日本はこのほど、北陸自動車道の「小谷城『おだにじょう』スマートIC」を、17年3月25日午後3時に開通すると発表した。

小谷城スマートIC(滋賀県長浜市)が設置される北陸自動車道・木之本IC~長浜IC間は、13・8㌔と間隔が広くなっていたが、今回の開通で、木之本ICから同スマートIC間が7㌔、同スマートICから長浜IC間が6・8㌔と、高速道路が使いやすくなる。

小谷城スマートICは、12年4月に連結許可、15年4月に工事着手。滋賀県、NEXCO中日本が事業主体。総事業費は約33億円。24時間、全方向(米原、福井両方面)利用可能。米原方面のアクセス道路は一般県道・丁野虎姫長浜線、福井方面は、一般県道・郷野湖北線。

今回の開通により、スマートICの名称に使用している日本五大山城の一つ「小谷城」や、渡岸寺観音堂の国宝十一面観音立像など、歴史的に極めて価値の高い観光地や、湖北水鳥公園などへのアクセスが大きく向上し、歴史的・文化的に観光資源が豊かな湖北地域の観光振興に大きく貢献する。また、災害時に高速道路へ迅速に避難することが可能となるほか、災害時の緊急輸送経路としての機能も期待される。

なお、この開通にあわせ、道の駅「浅井三姉妹の郷」がグランドオープンする予定。

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