南九州西回り自動車道 2区間 3月7日(土)、3月29日(日)と開通ラッシュ!~広域ネットワークの延伸により、民需拡大等を期待!~/国土交通省

 国土交通省鹿児島国道事務所(福本仁志所長)は6日、南九州西回り自動車道の「川内隈之城道路」薩摩川内高江IC(鹿児島県薩摩川内市高江町)~薩摩川内都IC(同市都町)間(延長6.7㌔)を3月7日に、「出水阿久根道路」阿久根北IC(同県阿久根市多田)~阿久根IC(同市鶴川内)間(延長4.2㌔)を3月29日にそれぞれ開通させると発表した。開通時間、開通式典の詳細は後日発表。

 「川内隈之城道路」の総事業費は376億円、「出水阿久根道路」の総事業費は555億円。ともに暫定2車線開通となる。

 今回の開通で、鹿児島市~阿久根市間の移動時間が約85分になり、未整備前と比べると約50分(約4割)短縮。開通区間に並行する国道3号は、鹿児島県内でも死傷事故件数が多い区間だが、迂回する新たなルートが形成され、交通事故減少による安全性の向上が期待される。

 その他、地域の観光活性化、産業等の活性化を支援、第3次医療施設への搬送時間が短縮し、地域救急医療サービスの向上等が期待される。また、鹿児島県は全国的にも台風被害等の災害リスクの高い地域だが、今後開通が延伸することで、災害発生時の代替機能が確保される。

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