滋賀県多賀町とNEXCO中日本名古屋支社はこのほど、名神高速道路の同町で事業を進めている(仮称)多賀スマートICを、同名称に正式決定した。
多賀スマートICは、彦根ICから約5・4㌔、湖東三山スマートIC(PA)から約5・8㌔と、彦根IC~湖東三山IC間(延長約11・2㌔)のほぼ中間地点に位置。ETC搭載車両の全車種が24時間、全方向利用可能。上り線(名古屋方面)は本線直結型、下り線(神戸方面)はSA・PA接続型と上下線で接続方式が異なる。
名称決定については、下り線が多賀SAに接続することから、SA接続であることが明確に判別できるようSAの名称を用いた。上り線は本線直結型だが、下り線と同じ名称にすることで設置箇所が利用者に分かりやすいため、上下線合わせて同名称に決定した。
多賀スマートICの整備により、高速ICまで10分でアクセス可能な圏域が拡大し物流の円滑化による生産性向上や、国道8号など周辺道路の混雑緩和、高速ICから多賀大社等へのアクセス向上による観光客の増加などの整備効果が期待される。