四国縦貫・横断道4車線化を 愛媛県道路3団体が合同要望

[caption id="attachment_13819" align="alignleft" width="300"] 国交省で吉岡技監に要望書を手交する岡原宇和島市長(左から4人目)[/caption]

愛媛県縦貫・横断自動車道建設促進協議会(会長=岡原文彰宇和島市長)は3日、国道56号一本松・宇和島間整備促進協議会(会長=清水雅文愛南町長)、国道197号(大洲・八幡浜・宇和島間)高規格道路建設促進期成同盟会(会長=大城一郎八幡浜市長)と合同で国土交通省を訪問し、四国縦貫・横断自動車道の整備促進などを求める中央要望を実施した。

岡原宇和島市長、清水愛南町長、大城八幡浜市長の各会長と、二宮隆久大洲市長、菅家一夫西予市長、小野植正久内子町長、愛媛県の中川逸朗土木部長など10人の要望団は、国土交通省の吉岡幹夫技監、丹羽克彦道路局長と面談、要望書を手交した。

岡原市長は、四国8の字ネットワークの地図を示しながら「県内の優先整備区間の4車線化について着実な推進をお願いしたい」と要望。特に暫定2車線区間がまだ約38㌔残っている松山自動車道・松山IC~大洲IC間(延長42㌔)は、安全性・信頼性の向上と大規模災害等への対応、新たな国土軸の機能強化のため、早期全線4車線化は必要不可欠であると訴えた。

そのほか、津島道路・宿毛内海道路の整備推進と「御荘~一本松」の早期事業化、防災、減災、国土強靱化のための5か年加速化対策後の別枠での予算確保などを要望書に盛り込んだ。

吉岡技監は「4車線化することにより、災害発生時、早く復旧できる。有料の資金でできる所は一生懸命、早くやっていく」と述べ、丹羽道路局長は「4車線化は、法案が通り財源が賄えたので、これを使って進めていく」と理解を示した。

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