四国縦貫自動車道(仮称)阿波スマートICの設計協議がまとまり、徳島県と阿波市、地元対策協議会、NEXCO西日本四国支社は4月28日、阿波市役所で設計協議確認書の締結式を行った。
締結式に出席した飯泉嘉門徳島県知事と藤井正助阿波市長、北渕地区対策協議会の近藤義男会長、西尾開地区対策協議会の妹尾博文会長、NEXCO西日本四国支社の浦啓之徳島工事事務所長は、地元の要望事項に対する回答が示された確認書に署名した。事業者の藤井阿波市長は「スマートICの整備により、新鮮な農産物の流通や観光アクセスの向上など多くの効果が期待され、地域活性化につながる」と挨拶した。
阿波スマートICは、土成IC~脇町IC間(延長18・8㌔)に本線直結型として新設され、徳島方面への入り口と同方面からの出口となるETC車両専用のハーフICとして、24時間全車種が利用可能。
19年9月に新規事業化され、同年11月に早期整備に向け事業の円滑な進捗を図るため、県や市、NEXCO西日本四国支社3者による相互協力協定を締結。同年12月から地区住民らに説明会や協議を実施し合意を図ってきたことなどの経緯を、阿波市の川野一郎建設部長が読み上げた。
今後、詳細設計や用地測量などにとりかかる。開通時期は未定。