四国8の字ネットを早期に!ミッシングリンク解消を 愛媛県重点要望で斉藤国交相に

[caption id="attachment_14887" align="alignleft" width="300"] 斉藤国交相に要望書を手交する中村愛媛県知事。整備促進を求めた[/caption]

中村時広愛媛県知事は5月30日、愛媛県市長会長の武智邦典伊予市長、愛媛県町村会副会長の高門清彦伊方町長らとともに国土交通省を訪れ、斉藤鉄夫国交相と面談。2025年度重要要望を行った。高規格道路関係では、愛媛県の3つのミッシングリンクとなっている①四国8の字ネットワークの宿毛内海道路、津島道路②今治道路③大洲・八幡浜自動車道の整備推進や、暫定2車線区間の4車線化を求めた。

斉藤国交相に要望書を手交した中村知事は「この度の宿毛内海道路・一本松~御荘間の新規事業化で、県内高規格道路の未整備区間が全線事業化され、この上ない喜び。松山自動車道の4車線化は伊方原発からの避難路も含め大きな力になる」と着実な事業の進捗に謝辞を述べた。加えて、3月に開通した松山道・東温スマートICに言及し「東温市も頑張って、2件の工場誘致が決定した」と、開通効果が発現している状況を報告した。

「3つのミッシングリンクの解消は県の長年の課題」とした中村知事は、一般国道とのダブルネットワーク化や中四国の更なる交流促進、四国経由で九州と本州を結ぶ新たな国土軸が形成されるなど効果を説明。「3つが揃って整備されれば大幅に事情が変わる」として、整備推進を要望した。

斉藤国交相は「しっかり受け止める」と述べ、県の要望に理解を示した。

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